第5回 Sara Morison作「Waiting for you(君を待ってる)」

 直線と曲線が絶妙なバランスで画面を構成し、青とアクセントの朱色がリズムを奏でるように響き合っている。計算し尽くされたようでいて、筆を思うがままに走らせたポップな遊びゴコロも伝わってくる。 Sara Morison作「Waiting for you(君を待ってる)」:コールドワックス、油絵の具、ボード この作品の描き手Sara Morisonさんは、モントリオールで生まれ育ち、1991年にSimo... Read More...

第4回 Mena Martini作「At the train station(駅にて)」

 キャンバス上をウキウキと列をなして並んだピンクやグリーン。そして清々しく広がる青い水辺が画面にさらに鮮やかな印象を与えている。今にも列車が横切っていく音が聞こえて来そうなこの作品は、春を迎えるこの季節にぴったりのハッピーな気分を運んできてくれそうだ。 Mena Martini作「At the train station(駅にて)」:アクリル、キャンバス   イタリアの小さな 漁村... Read More...

第3回 Lynne Green作「Sky dream(空の夢)」

 ぼんやりと浮かぶ雲、はたまたうっすらときらめく日の光…。そして、それを囲むように広がる青空。-"Sky dream"「 空の夢」と題されたこの作品は、目に見える現実の空を映しているようで、けれども夢の中で見た幻想的な世界の空気感をも漂わせている。 Lynne Green作「Sky dream(空の夢)」
:ミクスドメディア、24金   ノースやウェストバンクーバーに暮らすLynn... Read More...

第2回 Sandrine Pelissier作「In Paris(パリにて)」(2015年)  

  まず目に飛び込んでくるのは白の背景にバックに赤く咲く不揃いの花々。けれど、よ~く目を凝らしてみると、花瓶やテーブルの上に、規則的に描かれた細かな模様が……。このリズム感を持ったパターンこそ、Sandrineさんの絵画の特徴。 Sandrine Pelissier作「In Paris(パリにて)」(2015年)   :アクリル、合成紙、ワニスコーティングされたボード 幾何学と有機物、現実と想像、... Read More...

第1回
 Lori Bagnérès作「The Gathering(Atsumali:集)」(2015年)

ぼんやりと、しかし確かな存在感でもって佇む一本の樹、そして鳥たち。青と緑の寒色を基調としながらも、滲みでるようにうっすらと柔らかく施された彩色。互いに手を繋ぐように伸びる小枝、寄り添うように羽を休める鳥たちは、寒さの中にある温もりを教えてくれる。私達のココロにも、ふと浮かぶ不安や寂しさ。けれど、地上にしっかりと根を生やした一本の樹のもとに集まれば、孤独に思えた自分の存在が、すべてがつながっていることに気づく。そしてま... Read More...