あなたにとって、”挑戦”とは?

“挑戦”=自分の人生を幸せにするもの。
失敗、成功、関係なく、挑戦した数が多ければ多いほど、幸せに近づいてる。
挑戦しないかぎり、幸せは一生手に入らない。
全力でやっているうちに、挑戦自体を幸せと感じているはず

 

挑戦に欠かせない”必殺仕事道具”、人生を切り開いてきた”必殺技”は?

自分には、特別な才能は何もない。名刺さえ、なくてもいいと思ってる。
でも、どんなスキルや知識をもってしても、人の力に勝るものはない。
だから、人とつながる力、今まで築いてきた人とのつながりは、何より大切な”必殺仕事道具”だし、
相手が誰かに関わらず、目の前の相手と最短で仲良くなれること、
自分の弱さをふくめ、丸ハダカの自分で向き合うことで人とのつながりを作ることが、
自分の”必殺技”なのかもしれない。

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グラウンドの上で見つけた、自分の居場所。

小さい頃からアウトドア好き。ゲームもしない。家の外でやんちゃばっかりなガキだった。

 

親父の勧めで、小三から始めた野球。ルールもポジションも、なんにも知らない。

初日、「とりあえずライト行け」と監督に言われたけど、「ライトってどこ?」。

これが記念すべき、野球人生の始まり。

 

この日から13年、小中高と、ほぼ毎日野球漬け。夏休みも冬休みもない。

休んだら終わりだって言われたから、辞めずに休まずに、ただひたすら続けてきた。

楽しんでやってた、というより、やってる自分がかっこいいと思ってた。

 

小四からは、キャッチャーひとすじ。正直、野球が好きだと思ったことはなかったかもしれない。

でも、キャッチャーというポジションのおもしろさには魅了された。

グラウンドに立つ選手たち、ベンチのムード。監督の視線。

つねに平常心で、心を波立てず、音、色、空気、気配、すべてを感じながら、バッターと勝負をするピッチャーを、自らコントロールしていく。

 

一見、ピッチャーが目立つけど、実は、ピッチャーを投げさせるのがキャッチャー。

それぞれの性格と技術に合わせて、ピッチャーと、チーム全体をサインで動かす。

相手の裏をかく、駆け引き。心理戦。全てを見て空気で感じ読み、指示して動かしていく。

 

同時にキャプテンでもあるから、監督の声を受けてチームに伝える。

感情的になるやつも、文句を言うやつもいる。

指示を正確に伝えながらも、いかに全員が仲良くやってくれるかを常に考えてた。

 

そう、今やってることとすごく似てる。

当時は何も考えてなかったけど、すべてはここから芽吹いてたのかもしれない。

 

小・中学校はクラブチームに所属。有名選手を集めたチームで、連続無敗記録を作ったチームだった。

高校、大学も推薦。とんとん拍子の野球人生。

勉強はまったくしなかったけど、「野球だけは誰にも負けない!」と思ってた。

 

でも、人生が変わる出来事が起きた……。

 

野球人生を終わらせた、二つの悲劇。

入学前の春。広島から東京に上京し、大学で練習に参加していた時のこと。

練習前のアップの途中、人口芝にスパイクがひっかかって、転倒。

病院に担ぎこまれ、検査を受けると、靭帯がざっくり切れていた。

手術して1年間リハビりするか。それとも、野球を辞めるか。選択に迫られた。

 

「せっかく推薦で東京の大学行って、野球せずに辞めるのか?」

 

ここで辞めるわけにはいかない。リハビリの道を選んだ。

広島で手術した後、東京に帰り、1年間、歩く練習から始めた。もう、悲劇だと思ったよね。

それでもリハビリを続けてこれたのは、自分には野球しかないって思ってたから。

 

やっとリハビリを終えた頃には、2年の秋になっていた。

チームに戻って初めてのリーグ戦でベンチに座っていると、「お前、出てみるか」と監督。

 

一打席目。久々のグラウンド。ガチガチに緊張した。

ランナー一塁、バントのサイン。「無理!」と伝えたが、監督に「やれ!」と言われて。

で、来たのがデッドボール。指に直撃して……、骨折した。

 

でもね、人生初の大学公式戦。相手はプロ注目の名ピッチャー。

そいつの投げたボールが指に当たって骨折れて、血流しながらも、俺、その次のボールでちゃんとヒット打ったんだよ。

それは、自慢。

 

その後病院に直行して、レントゲン撮ったら、今度はリハビリ3ヶ月。第二の悲劇。

とにかく、ガキの頃から野球しかしてこなかったから、めちゃくちゃ悩んだ。

後悔、迷い、不安……。これがなくなったら、自分はどうなるのか。真っ暗闇にいる気分だった。

そんな時、監督に言われたことが胸に刺さった。

 

「おまえがやってきた野球人生は、おまえの人生の幅の、ほんの一ミリ。それをどんなに深く下げても、プロで食えるのは1%だけだ。辞めた方がいい、遊べ。おまえには、ずっと、もっといい道がある」

 

うつむいた。頬を涙が伝った。辞めます、と伝えた。

次回へ続く...

About The Author

Star☆tS 編集長 - 言葉の魔術師

兵庫県明石市生まれ。言葉のお仕事師。夢見がちなこども時代、激音と妄想まみれな思春期、販売・事務職など迷走OL時代を経て、大失恋をきっかけに晴れてコピーライターに。2007年、サンタモニカへ移住。2010年、バンクーバーへ移住。ブランディング、コピーライティング、インタビュー記事執筆などの他、絵本、小説、エッセイなど、アーティストとコラボした作品も創作中。最近ぐっときた言葉は「愛は光の速度の二乗」。 カナダ留学エージェンシー カウンセラー

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