第三回 田辺哲平_PHOTOGRAPHER の”海外”と”挑戦”

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Q:英語でのコミュニケーションに一番大事だと思うことは?

当たって砕けろ!の精神と、
「相手のことを理解したい」という強い気持ち。

 

_ワーホリで初めてバンクーバーに来たときは、親戚の方にずっとお世話になったんですか?

1ヶ月間だけで、そのあとはシェアハウスに引っ越しました。

 

_シェアハウス生活が始まって1番大変だったことは何ですか?

もちろん英語でした。恥ずかしがり屋じゃないことが強みだったと思います。いざとなれば紙に書いて伝えてました。

ジェスチャーや笑顔でも伝わるし、相手も理解しようとしてくれる。

でもこれは、今だから思える。当時はなかなか英語が上達しなくて、このままじゃ日本に帰れない!!とかなり焦っていました。

 

_当時の英語学習法は?

ランゲージエクスチェンジですね。UBCに、趣味(映像、ラグビー)繋がりで、僕が日本語を教える代わりに、僕に英語を教えてくれる人を募集するポスターを貼りました。日本人好きな人と英語交換しようと思って、計3人くらい。最終的に台湾人の男の子と仲良くなって、当時は英語わからないなりに女の子の話題とかね、若かったんで(笑)。学生時代は英語の勉強が苦手だったけど、

その人と話したい!という欲求は、何よりも強いモチベーションとなったと思います。

 

_ESL(=English as a Second Language)などの語学学校には通いましたか?

ワーホリの最初、3ヶ月通いました。

初め一番下のクラスで、悔しくてどんどん自分からアピールしてクラスを上がっていきました。

背伸びしてやっていったのが結果的に良かったと思います。

クラスでも様々な国籍、年齢、環境や価値観の生徒がいて、温度差もありました。やる気がなくて来なくなる子もいたり。逆にその環境もあってストイックになったと思います。負けられないぞと(笑)。

 

27歳のとき、ワーホリ時代に通った語学学校の仲間と

27歳のとき、ワーホリ時代に通った語学学校のスタッフと

 


Q:海外でのこれからの”挑戦”は?

自分の写真が、自分が全然知らないところで広がって、誰かの人生に影響を与えられたら最高ですね。

 

 

_海外のモデルさんの撮影をしているとき、日本人との違いは感じますか?

英語なので、やはりコミュニケーションが日本人より取りにくいっていうのはあります。

でも、言葉で足りない部分は、イメージ写真などの視覚的手段を使ってイメージを共有するなど、工夫してカバーしています。

 

 

パーソナルトレーナーのMichelleさん。ガスタウンにて撮影。

パーソナルトレーナーのMichelleさん。ガスタウンにて撮影。

 

_今後もバンクーバーで写真家をやっていこうと思っていますか?日本には帰らない?

今のところは、拠点はバンクーバーに置きたいと思っています。

バンクーバーに残ろうと決めたのは、写真を撮ることを通じてバンクーバーの人の温かさに気付いたことが大きい。

バンクーバーに元気をもらったから、写真を通じてこの街に「恩返し」したいと強く思っています。

現在、オーガニック製品を扱う「ホールフーズマーケット」という食料品店でも働いています。職場の理解があって、結構な時間を写真に費やせる環境で本当にありがたい。日本でそういう会社を見つけるのは難しいと思う。ホールフーズでの採用面接の時は、「将来的にはここでレシピの写真をやりたい」と言いました。本当に自分が好きなことで恩返ししたいですね。

 

ホールフーズマーケットで仕事中

ホールフーズマーケットで仕事中

 

_哲平さんが、プロのフォトグラファーとして、軸としている価値観は?

「Win-Win」な関係。

お互いが気持ち良いところで落ち着くのが良い関係性だと思っています。あと、

写真を通して「恩返し」をしていきたいですね。

自分の写真が、困っている人たちの何か力になれるなら、役に立ちたい。

 

ウェディングフォトの撮影中

ウェディングフォトの撮影中

僕は、Happyな空間を誰かと作り「共有」できることに幸せを感じます。

例えば、Facebookで「祖父が写真を曾おじいさんに送ったら、『いい写真だね』と飾って喜んでいた」というコメントがあって。その幸せな空間の一部に自分がいる、「共有してる」と感じられた。僕の写真が誰かの役立ってるんだな、自分がやりたいことやれているんだなと感動しました。

 

カップルフォト

キツラノビーチで偶然出会った老夫婦のカップルフォト

 


 

Q:日本で、将来に迷っている人たちに伝えたいことは?

恐れずに、一度海外に是非来てみてください!理由は現実逃避だっていいですし、自分自身や日本のことを改めて知るきっかけにもなります。
バンクーバーには、自分の心をリセットできる温かい空気が溢れていると思います。

 

 

_今後、挑戦してみたいことはありますか?

写真を通して「あなたにとってGood Lifeとはなんですか?」を伝えていくプロジェクトを実現したい。

こっちに来て、「いい人生ってなんだろう?」と考えるようになりました。

 

バンクーバーで活躍する"OURO Collective"さんとのセッションで

バンクーバーで活躍する”OURO Collective”さんとのセッション

 

今年出会った、福田シンヤくんという男性の「Flops & Lines」というフリーペーパーに刺激を受けました。彼が旅の中で出逢った様々なバックグラウンドを持った人々に、「Good Life」をテーマに記事を書いてもらい、「いい人生とは?」「いい暮らしとは?」を問うプロジェクトです。僕は彼とコラボして、Instagramでそのようなプロジェクトを立ち上げていけたらと考えています。

*参考:「Flops & Lines 」(フロップス&ラインズ)
ウェブサイト:http://flops-and-lines.tumblr.com/
Instagram:https://instagram.com/flopsandlines/

 

 

自分も過去そうだったように日本社会で息が詰まっている若者は多いと思います。僕の写真をきっかけに、誰かが旅に出よう、とかワーホリに出よう、とか・・・「自分もチャレンジしたい」と思ってもらえたら嬉しいです。

 

ヨガインストラクターのMaiko Kurataさんとのセッション。キツラノビーチにて撮影。

ヨガインストラクターのMaiko Kurataさんとのセッション。キツラノビーチにて撮影。

 

今年の10月から来年の1月までタイに旅行する予定ですが、タイでも人にインタビューして、「あなたにとってGood Lifeとは?」を聞きたいです!

 

_タイに旅行に行くんですね!

タイでは、農業などの自給自足、スローライフを体感・学習したいと思っています。アジアには「Good Life」のヒントがあるんじゃないかと思っています。

タイから帰って来てからのことは模索中です。ビクトリアでファームステイしたり、自宅の庭で自給自足したいなあ。

 

_哲平さんにとっての「Good Life」とは何ですか?

「アナログを感じられること」。

自分の好きな仲間と好きな空間を共有できたらいいですね。

 

_哲平さんにとって、「挑戦」とは?

目の前のやりたいと思ったことをコツコツとやっていくこと。

 

ワーホリの時に、先のことを見すぎて焦っていました。でも、例えば英語の勉強にしても「まずこの1冊」と、とにかく始めてみることです。情報収集も大事だけど、ある程度調べたらそれを実行に移してみることがキーポイントだと思います。

漠然と不安を抱えてる人は、自分と対話する時間を意識的に持って「1週間以内にできること」を決めて動いてみるといいと思います。

 

ワーホリ初期の写真。イエールタウンの電線にぶらさがっていた靴に興味を持って撮影。

ワーホリ初期の写真。イエールタウンの電線にぶらさがっていた靴に興味を持って撮影。

 

_それでは最後に、日本で海外に挑戦しようか迷っている人たちへメッセージをお願いします!

一度、是非海外に来てみてください!日本の良さに気づくきっかけにもなります。僕自身、日本を離れてみて、日本の便利さ、サービス・製品、ホスピタリティの質の高さなどに改めて感謝するようになりました。例えば、電車が時間通りにくることの幸せさ。1分遅れたからって怒らないでいいのでは?と。それは、旅行では気づけない小さな日常に隠れていると思います。

 

僕は、バンクーバーの文化も大好きです。多様な考えがそれぞれ認められて、応援し合っているような空気が、街中に溢れている気がします。どんな自分でも受け入れてくれる温かい空気があると感じています。

日本では仕事辞めづらいと思いますが、一度切りの人生、恐れずに海外に出てきてみてほしいですね!

 

顔が分かる写真2

 

田辺 哲平(Teppei Tanabe)Photographer
Facebook:Tanabe + photography
Instagram:Teppei Tanabe(@tanabe_plus)

☆撮影のお申し込み・お問い合わせ先
tanabeplus.photography@gmail.com

 

<バックナンバー>

第一回 田辺哲平_Photographer 〜海外で働く日本人が答える10の質問〜

第二回 田辺哲平_Photographer の”原点”と”ゼロ→イチ”ポイント

About The Author

Kana
ライター/キュレーター

2015年9月よりバンクーバー在住。岩手県出身。信条は「誰かの生き方が、誰かが生きるヒントになる」。海外生活初心者の視点で、実体験に基づいた生きた情報をお届けします。海外やバンクーバーでの生活を考えている、まだ見ぬ挑戦者のみなさんが、さらに前向きになれるお手伝いができますように。

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